2002年5月21日(火)

乾徳山  けんとくさん 山梨県 2031m 勝沼ぶどうの丘 5名

最寄りIC  中央道勝沼IC
参考
歩行時間
 7時間35分
参考
コースタイム
 登山口駐車場→30→登山道入口→30→銀晶水→1:10→国師ケ原→40→扇平→1:10→乾徳山→10→水のタル→1:30→国師ケ原→35→大手分岐→30→道満山→50→登山口駐車場
歩行時間  8時間40分
コースタイム  登山口駐車場→35→登山道入口→35→銀晶水→1:10→国師ケ原→35→扇平→1:25→乾徳山→20→水のタル→1:25→国師ケ原→30→大手分岐→15→(大平荘10分の看板→30→大手分岐→15→)大平荘10分の看板→10→道満山→55→登山口駐車場

 さんの、「行こうよ〜!」に誘われて、私たちの年間計画表には全くなかった山、乾徳山2031m)に行くことになった。
 鎖場がある。時間が長い。登山口までのアクセスもちょっと大変。
 そんなこんなで念頭になかった山だったが、Hさんが車を出してくれるという。
 鎖場と聞いただけで二の足を踏んでいたさんも、念入りな下調べの後、巻き道というかすかな望みがあるということで、「よし、行こう!」と決心したらしい。

 メンバーは5人。早朝の3時出発。登山口の駐車場に車をとめ、6時30分には歩き出した。こんなに早い行動は初めてだった。
 車道をしばらく歩き、登山道に入る。みんな寝不足気味のうえ長丁場なので、とにかくゆっくりとゆっくりと歩く。
 どうやら雨は完全に上がったようで、時折青空も見える。ガスでもや〜とした変化のない林の中を徐々に高度を上げていく。
 1時間ほどで、銀晶水、さらに1時間ほどで錦晶水に出た。水場のすぐ近くに空き缶や、ビンなど、ゴミが多いのには驚く。

 錦晶水から10分ほどで、国師ケ原の分岐に出る。そのあたりからは丈の短い雑木が多い。周りはガスでかすんでいるが、濡れた緑に、ところどころツツジのピンクが映えてとても美しい。
 木々の間からキィーという鳴き声。頭の赤い、にわとりより少し大きめの鳥が見えた。キジのようだ。
 ほぼまっすぐのガレ場をゆったりとした傾斜で登っていくと、まもなくぱーっと開けたところに出る。扇平だ。
 ここで少し休憩して、いよいよ頂上を目指す。

2つ目の鎖場。最初はいいが…。  だんだん岩が多くなり、お約束の1つ目の鎖場が出てきた。これは短くなんということもない。続く大きな岩を登ると道がない。なんと2枚の大きな亀裂の間にストンと降りる。「これは横幅制限があるなぁ…」
 2つ目の鎖場。私自身はここが一番大変だったと思う。短いが、最後のひと登りが垂直で、とりつくと体が後ろに反り返るような感覚がする。エイヤッとばかり気合を入れてよじ登る。…と、見ると右端の方に鎖はないが、緩い傾斜の足場のある上り口があった。Hさん、Kさんはそちらから難なく(?)クリア。
 3つ目の頂上直下の鎖場は、予想していたほどでも、また登ってみると見た目ほどでもなかった。岩の割れ目が足場になり、体も預けながら登ることができる。傾斜もあり、それに聞いていた20mもの高さはないのではないかと思われた。
 この鎖場を登る派と、巻き道派が、ゴツゴツの岩だらけのそれほど広くない頂上で合流。1時間以上もかけてゆっくりとお弁当タイムをとった。
 カシミールで作った展望図と見比べ、あれが大菩薩、あれが金峰山と、雲は多いものの、360度の眺望を楽しむ。富士山もちらっと顔を見せている。
晴れ間が見えてきた。

 あとから登ってきた人たちもみないなくなり、長居した私たちも下山にかかる。
 なるべく同じ道を通らないようにしたいので、少々荒れているかもしれないと言われたが、水のタルからぐるっと回り、国師ケ原に出て、道満尾根を行くことにする。
 壊れそうなはしごを降り、大きな岩の間を抜け、慎重に降りる。
さ〜ん、壊さないでね〜」「大丈夫よ〜」 (^.^)

 しばらく行くと、やっと足元を見なくてもよいような歩きやすい道になり、広々としたところに出る。避難小屋「高原ヒュッテ」の前で小休止。さらに5分ほどで、朝、通った国師ケ原の4方向の分岐に出る。右が登ってきた登山口。左が扇平から乾徳山。突っ切ってまっすぐ進む。
 少し登って、左後方を振り返ると、なだからな扇平の向こうに乾徳山の山容が見える。

頂上からの眺望。  大手分岐からはまた細い急な下りとなる。下りきったあたりに、大きな熊出没の看板。その隣に大平荘10分の看板。
 はて…? 地図を見るとどうみても大平荘まで10分はおかしい。2mほど上に車道があるのが見える。車で10分ということだろうか? だが、ここからその車道に出る道はない。

 分岐を間違えたのだろうか、ということになり、降りてきた道を大手分岐まで引き返す。
 やっとの思いで急坂を登り、大手分岐に戻るが、選んだ道に間違いはなかった。大平牧場方面に行く道はやはり別の道だ。
 国師ケ原に戻り朝来た道を引き返そうという声もあったが、やはりこのまま進むことにして、またも同じ道を下り始めた。
 再び、大平荘10分の看板を目にし、確認。そのまま通り過ぎ、ほんの2〜3分も行くと、なんとここに道満山への標識があった。
「どうせなら、これらの看板全部一緒のところに置いてくれればいいのに」
「だいたいこの大平荘10分ってほんとにほんとなの?」 (ー_ー#)

 看板から10分ほどで道満山1304m)頂上だった。早まって戻ってしまったのを少々後悔しつつ、尾根道を徳和まで下る。
 本当によく歩いた一日だった。さすがのOさんも口数が少ない。Nさんはそれでもなお絶好調。私はといえば、いつもの頭痛も肩こりも起こらず、グターっと疲れつつも気分は爽快。
 さんが、へんに嬉しそうにニヤニヤしながら一言。
「私、鎖場は2番目も3番目も登ってないのよねぇ…」
 (゚.゚)ン? そう言えば…。
 ま、結果オーライさ!!

 登山口駐車場から、「勝沼ぶどうの丘」に行き、宿泊。温泉にゆっくりつかって疲れを癒し、翌日、周辺観光後、帰宅した。


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