2005年6月26日(日)

「こんなに楽でいいの?」
「いいの、遠くへ行くだけで疲れるんだから(^v^)」
毎日暑い。暑くて適当なところが見つからない。・・・と思っていたら、Mさんがこんな私向きのお花見ハイクに誘ってくれ、Hさんを含め3人で出かけた。
特急を小淵沢で乗り換え富士見駅へ。駅からはソロの男性と同乗してタクシーで大阿原湿原(おおあはらしつげん)に向かう。男性は沢入から入り、大阿原湿原で折り返し、帰りはできれば駅まで歩くという。
私たちも最初は沢入からピストンでなどと言っていたが、タクシーが入れるなら「入れるところまで入ってもらいましょ」となんのためらいもなく楽な道を選んだ(^_^;)。
駐車場前から湿原に入り木道を行くと、ミニ尾瀬のような風景が広がる。オレンジのツツジ(ヤマツツジ?)が緑の中にポツポツと浮かび上がる。この色鮮やかなツツジがこの日はどこに行っても咲いていた。場所によって、細かな真っ白い花や、黄色の花が咲く。今年、見るのは2回目になる濃いピンクのクリンソウもある。ぐるっとゆっくり1周が1時間もかからない。
湿原入口に戻り、車道を進むと首切清水という恐ろしい名前の水場がある。冷たくておいしいらしいが、私はパス。
そこから数分で入笠山の登山口になり、左に入ってゆく。アヤメがあそこにもここにもと咲いている。
あっという間に頂上に着くと、そこは大勢の人、人。360度の展望があるが、ぼや〜んと霞んで遠くまでは見通せない。風の通る広い頂上の端っこの方にシートをしいてお昼休憩にする。
すぐ下まで車が入れるため、軽装の子供たちやお年寄りも登ってきている。 |
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休憩を済ませて、今度はツツジの中の道を御所平峠に下る。ザラザラと滑りやすい道で歩きにくい。巻き道もあるが、ツツジの間を歩き出すと自然にこちらに降りてきた。
御所平峠のお花畑はアヤメが幾つか見えるものの、スズランは終わりになり、いくつかの咲き残りが見られるのみだった。
御所平峠からは数分車道を行くとすぐ入笠湿原に入る道になる。ここには、クリンソウ、キバナノヤマオダマキなどが見られる。
湿原入口では「花フェスタ」をしているということで、冷たいトマトジュースをいただく。さらっとして飲みやすい。 |
入笠湿原は比較的静かな大阿原湿原とは違い、人が多い。緑のシダ、オレンジのツツジ、白樺の幹の白、そしてところどころに、細かなウマノアシガタの黄色、紫のアヤメと、鮮やかな風景が広がる。
たっぷり楽しんだのち、ゴンドラ駅へ。10分で下まで一気に下る。
ゴンドラの下にはコースが何本か見えるが、これは歩くためのコースではなく、マウンテンバイクのためのコースのようで、ものすごいスピードで駆け下りていくのが見える。また、すれ違うゴンドラにはマウンテンバイクを載せたグループが何組も登ってくる。
ゴンドラの駅から歩いて15分程の日帰り温泉「ゆ〜とろん水神の湯」で汗を流し、満足の帰宅となった。


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