2005年8月29(月)〜30日(火)

白馬岳  しろうまだけ 富山県 2933m みみずくの湯 4名
最寄り駅  往き:JR大糸線「平岩」 帰り:JR大糸線「白馬」
糸魚川バス  往き:「平岩」→「蓮華温泉」
タクシー  帰り:「猿倉」→「日帰り温泉みみずく」(¥3340)
参考
歩行時間
 1日目: 6時間40分  2日目: 3時間50分  
参考
コースタイム
 1日目: 蓮華温泉→1:40→天狗ノ庭→1:20→白馬大池山荘→2:00→小蓮華山→30→三国境→1:00→白馬岳→10→白馬山荘

 2日目: 白馬山荘→10→村営頂上小屋→1:10→葱平→1:30→白馬尻→1:00→猿倉
歩行時間  1日目: 7時間15分  2日目: 4時間35分
コースタイム  1日目: 蓮華温泉→2:00→天狗ノ庭→1:20→白馬大池山荘→2:10→小蓮華山→40→三国境→55→白馬岳→10→白馬山荘

 2日目: 白馬山荘→2:25→大雪渓入口→35→大雪渓出口→30→白馬尻→1:05→猿倉

小蓮華山方面へ向かう途中の雄大な風景

 1日目

 「今年一番の天気ですよ」
 バスの運転手さんにもタクシーの運転手さんにも言われるほどの好天に恵まれたこの日、Hさん以外は初めての北アルプス登山が実現した。
 前日、蓮華温泉に一泊し、早朝5時、歩き始めた。辺りは白々と明け始め、空には細い三日月が浮かんでいる。野天風呂巡りの道から右手に入りゆっくりと登ってゆく。傾斜は少なく登りやすい。だんだん高度を増し、やがて丈の低い木々が目立ち始め目の前がぱっと開けた天狗の庭に出る。宿で握ってもらったおにぎりで朝ご飯にし、短い休憩後、白馬大池を目指す。

 オアシスのような白馬大池からの登りでは大勢の登山者とすれ違う。薄いクリーム色のトウヤクリンドウがあちらこちらに咲いている。咲き残りのコマクサもちらほら。自然の中で自然のままにちゃんと咲いているのが嬉しい。
 可愛い花と、素晴らしい景色を、立ち止まっては眺め、写真を撮る。真っ青な空にはところどころに雲が浮かんでいる。Mさんはいつもの快調なリズムで遥か前方を歩いている。私はと言えば、小蓮華山を目の前にして、情けないことにだんだん足が上がらなくなった。数歩、歩いては立ち止まり、休んでは進む。写真を撮る元気もなくなってきた。 
白馬大池
トウヤクリンドウ コマクサ イワギキョウ

 そんなときだ。目の前に、あんなに会いたかったライチョウが歩いているのに遭遇したのだ。それも4羽も。\(^o^)/。
 そのうち3羽はぷっくりとした可愛い雛で、「ン、ン」と鳴きながらハイマツの中にもぐったり、また出たりしながら、登山道の石の上をちょこちょこと登ってゆく。親のライチョウは横に伸びた木の上にいてじっと遠くを見ているようだ。
 ほんわか〜とした情景で離れがたく、しばらく見ていたが、いつまでもそこにいるわけにもいかないので、後ろ髪引かれながらもまた歩き始める。小蓮華山の頂上に皆に大分遅れて到着。お昼休憩にする。
ライチョウの子供
尾根歩き
尾根歩き
尾根歩き

 壮大な景色を眺めながらの尾根歩きも、なんとか白馬岳山頂にたどり着き、すぐ下にある大きな白馬山荘に宿泊でこの日の予定は終了。この小屋は今年でちょうど100周年とのことで、記念の手ぬぐいをいただく。「小雪渓」と名前のついた6畳の部屋に4人。夕食までたっぷりの時間があり、レストランでビールとコーヒーで休憩。夕食後、旭岳の真ん中に沈む夕日を見る。杓子岳や鑓ケ岳方面の山々も綺麗なピンク色に染まった。

白馬山荘とベンチ 旭岳に落ちる夕日 Mさん撮影。ピンク色に染まる山々とそれを見る人々

 

 2日目

朝日で赤く染まり始める、杓子岳、剣岳の山々

 早く寝れば早く起きられる・・・。2日続けて4時台の起床。ぼーっとしながらも支度を済ませ5時前には部屋を出る。山小屋から少し登ったところから、ご来光を見る。だんだん、赤くなり始めた遠くの空に小さな燃えるような朝日が昇ってくる。隣のおじさんが、月があの辺りにあったらいいのにとか、カメラの電池がどうのとか、絞りがどうのとか、ず〜っと喋りっぱなし。もちろん一人で(笑)。

 ともかく三文どころか山ほどの得をした気分の早起きだったが、やがて周りの山々も赤くなり始め、夜がすっかり明けたころ、猿倉方面へ下山すべく歩き始める。
 お花畑の間を下ってゆくと、間もなく、数週間前大きく崩れた山肌の見える大雪渓の入口に来る。本来の道は通行禁止になり、左手に迂回路ができている。滑りやすく歩きにくいのでゆっくりと進む。
お花畑。フウロ、クルマユリ、トリカブト、う〜ん、・・・その他たくさん。

 
雪渓に入るところで、朝食のお弁当を食べる。ちょうど撮影隊が登ってきたところでアイゼンをはずし休んでいた。どうやら新番組の撮影とのことで新人アナウンサーが挑戦していた。10月に放送されるらしい。

 食事を済ませ、アイゼンをつけ、雪渓に入る。茶褐色に色づけされた道をザクザクッと進む。ところどころにクレパスがあり覗いてみるとかなり深そうだ。
 雪渓を抜ける頃になると、真っ青な雲一つない天気だったのが一転、白い霧が立ち始め、振り向くと降りてきた山が全く見えなくなった。

 そして、またまた情けないことに、これほどの高低差を一気に下ったことは過去になかったからか、膝がガクガクし始め、力が入らなくなった。膝の不安を抱えていたKさんは素晴らしいことに、この山行に備えてしていたトレーニングの成果か、なんだか一番元気なようだった。

 猿倉からはタクシーに乗り、いくつかある日帰り温泉の中から、白馬駅に一番近い温泉を選び「ふくろうの湯へお願いします」とHさん。タクシーの運転手さんは一瞬固まったようだった。…が、「みみずくの湯」と判明。ま、似たようなものだし。。。

 汗を流し、素晴らしい山行の余韻に浸りながら特急「あずさ」で帰宅した。


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