台風一過の青空が広がるこの日、2年ぶりにご一緒することになった
I
さんの「どこか行こうよ」のお誘いに、以前から気になっていた茨城県の鍋足山に行くことにした。
書店やネットを探してもなかなかこの山の詳しい案内がなく、これにはあるだろうと購入した「茨城県の山」にも載っていないため、何年か前のJRの「駅からハイキング」を参考にする。
常陸太田市役所支所前に車を停める。 |
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日曜日なのに、支所は開いていて、トイレを借りることができる。また、職員の方がパンフレットを持ってきて、いろいろ説明をしてくれた。
支所前から神社の前を通り、鍋足山入口の案内が立つ角を左の林道に入っていく。
ムラサキシキブが咲いている。 |
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林道を緩やかに登って行くと、まもなく、案内板が出てくる。林道は切れ、ここから登山道になる。あけびが道にいくつもころがっている。
「茨城県はクマがいるんだっけ?」
「いるんじゃない?」
「ずっと話ながら行けばいいんじゃない」
「クマが出たら、食べ応えのある人を差し出さないと・・・」
「今日はいないよ・・・」 |
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私は、熊鈴を出した。(^^ゞ
大石への分岐を過ぎ、少しずつ高度があがるにつれ、周りの山々が目の下になる。紅葉が始まったばかりの木々は前日の雨に洗われ、まだ薄い色合いにも関わらず、とても鮮やかに見える。
大きなゴツゴツの岩をよじ登ると絶景が広がる。
「い〜じゃな〜い」
たった500mちょっとの山ではあるが、周りに高い山がないため、そのあまり広くない頂上からは、ほぼ一周の展望が得られる。
雪を被った男体山、女峰山もうっすらと見える。 |
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