雲一つない青空のこの日、笹尾根の丸山から土俵岳を歩こうと出かける。
飯尾行きのバスは、途中で数人が降りると、私たち2人だけになった。
日寄橋でバスを降りる際、運転手さんが声をかけてくれる。
「フェンス越しに上がっていけばいいですよ」
神社の社務所の横をフェンス越しに登り、しばらく舗装道路を行く。
小さな川沿いの道にはイワタバコの大きな葉っぱがぶら下がっている。 |
 |
 |
案内に従い、五右衛門山荘の方に進む。民家の横を通るとき、けたたましく吠える犬がいた。こういった場所では防犯上、頼りになるだろう。
五右衛門山荘を過ぎるあたりからだんだん道が細くなる。 |
 |
 |
農家の裏山といった風景の中を行くとやがてパッと開けた帳塚原に出る。膝上まで茂った草の中を進む。
この日、このコースで展望が望めるのはこのあたりまでだった。 |
 |
 |
十二支天の鳥居を過ぎさらに行くと尾根の分岐に出る。すぐ左が、朽ちた標識のある丸山になる。ぐるっと木に囲まれ展望はない。ベンチもなく、座ってお昼といった気分でもなく、もう少し先に進むことにする。 |
 |
 |
分岐まで戻り、その先へ進む。
小さく下り、上りを繰り返し、土俵岳に着く。こちらも展望はなく、尾根の通り道といった感じの頂上だ。
転がった丸太の上に腰を下ろし、お昼休憩にする。 |
 |
 |
この日唯一の、登山者に会う。走って登る人だ。亀のようにゆっくり歩いていても苦しいのに・・・。
日原峠から下る道は広く柔らかく、よく整備されていて歩きやすい。 |
 |
これといった花はないが、この時期いろいろなキノコが生えている。これらの名前を知っていたら、面白いだろう。これだけあれば、食べられる美味しいキノコもあるだろうし。
ポツリポツリときた雨が、日原の集落に出るころにはザーザー降りになってきた。
ずっと展望のない、閉ざされた中を歩いてきたので、目の前に広がった穏やかな風情の集落を見て、なんだかほっとする開放感を味わう。
今まで、マイナーな山もいくつも歩いてきたけれど、ここまで展望のないところは他にはなかったような気がする。コースは悪くない。どこか一ヶ所でも開けたところがあると全く印象が違ってくるはずだ。
手頃な4時間ちょっとのコースのはずなのに、それでもそこそこの疲れを感じた忍耐、訓練のこの日の山歩きだった。
そして本日の一曲、「ああぁあ~、笹尾根は~、今日も~、雨ぇだった~♪」・・・お粗末・・・。(^^ゞ |