傘マークが消えた。前夜にメールするとKさん、「行くよ〜」との返事。はなねこさんの情報から、そろそろ見頃ではと、お花見主目的で高尾に出かけることになった。
夏の暑い時期でもかなりのハイカーがいて、いつも混んでいるイメージの高尾山も、今の時期は比較的人が少ない。
琵琶滝も、さすがに修行者はいない。 |
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頂上にも、人はそれほど多くなく、夏に来たときと違い、座る場所もいっぱいある。富士山はもちろん見えない。少し休んで、先に進む。
裏高尾の案内のある坂を登るともみじ台の茶店がある。 |
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そのあたりから、道は丸太で整備されている。真正面の山には電波塔の立つ小仏城山が見える。
裏高尾は初めて来たが、広々としてとても気持ちがいい。高尾山までで戻るのはもったいない、きっとまた来たくなる、そんなコースだった。
この辺りは大きなヤマザクラの木が並ぶ。
「咲いたら綺麗でしょうね、いつ頃咲くんだろう」
「ボテボテの大きい桜でしょ」
「白っぽい桜じゃなかったっけ」
「いやあ、ボテボテのだよ」
「じゃあ、ちょっと遅めかな」
「生藤山にあったね」
「ほんとにボテボテの?」
「・・・、ここだけの話にしとくわ」
( ̄△ ̄;)ンッ・・?
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トイレのある広々とした休憩所のすぐ先が一丁平で、あまり風情のないあずま屋を作っている最中だった。
とても展望がいい。 |
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小仏城山はたくさんの野外卓が並ぶ。鍋を囲んでいるグループのいい香りが漂ってくる。
少し休み日影沢林道を下る。 |
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通ってきた一丁平の辺りがよく見える。周りは杉の林。目がかゆい。
舗装されているがゲートの手前はもちろん、ゲートまでの道も入ってくる車はなくのんびり歩ける。
日影のお花見ポイントで、昨年わくわくして見た、今日の目的のコチャルメルソウとハナネコノメを見る。今回はKさんがわくわくしている。(^^) |
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その後、もう一つのお楽しみ、木下沢(こげさわ)梅林に行く。
車道を左に進み、中央線のガードをくぐり、案内に従って、小下沢林道に入り、緩く登って行く。 |
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数分で中央高速の橋脚の向こうに白い梅林が見えてくる。柵があり、中には入れないが、濃い、薄いのピンクも混ざり、とても綺麗。満開だ〜。(*^^)v
日影バス停に戻り、バスで高尾駅まで戻るが、蛇滝口の湯の花梅林など、何カ所かで梅まつりが催されていた。
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この日はこれで終わりではない。高尾ケーブル駅に貼られていたポスターで、火渡り祭が開かれるということで、再度、高尾山口に向かう。
開始は1時頃ということだったが、私たちが着いたのは2時頃。祈祷の声が響き、赤い炎と、白い煙がもくもくと立ち昇るのがかろうじて見えるが、人垣で細部が見えない。
少し高台になっているところまで後退し、全体を見ると、「なで木」というお札を火に投げ入れていた。
裸になって、大釜の熱湯を木の枝で振りかけている修行者もいる。
やがて水で火を鎮め、わらじを脱いだ修行者たちが火渡りを始める。一般の人たちも渡ることができ、その列は次から次へと続く。いい機会なので私も、と思ったが、列は長く、最後尾が見えないため、諦める。
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花あり、祭りあり、の楽しい山行になった。
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