「もーいーよー」というはなねこさんの情報をいただいて、迷っていた行先が即決定。昨年、はなねこさんとの初山行予定があいにくの雨でボツになった、小持山〜大持山を歩くことになった。
一の鳥居でタクシーを降りる。あばら骨の見える迫力のある風格のこま犬は変わりないが、数年前来たときにはなかった広い駐車スペースができていた。 |
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山桜の咲くマス釣り場(?)の先、八丁目で登山届を提出し、その少し先を左手シラジクボ方面に、鉄板の橋を渡って杉の林の中に入っていく。 |
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ジグザグに高度を稼ぐ杉林を行くと、斜面にヒトリシズカの塊が、転々と続く。ここまでの群落を見たのは初めてだ。他には小さなスミレがポツポツと咲く。
しばらく行くと、持山(もちやま)寺跡との分岐になる。シラジクボまで、ここにもこの先にも分かりやすい案内標識が立つ。 |
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2〜3分で持山寺跡に着く。案内板と供養塔がある。案内板には祖圓(そえん)和尚の念仏往生を遂げたというくだりにある、小鳥の鳴き声に、Mさん、「なんでキットカットなんだろう?」(^_^;) |
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分岐まで戻りシラジクボに向かう。途中、武甲山から下ってきた男性にあう。「小持山ならここを上がって行けばすぐ尾根に出ますよ」と急傾斜の斜面を指さす。
い、いや、折角ですが、私たち未熟者はやはりコース通りに行きますので・・・。(^^ゞ |
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シラジクボを右に登れば武甲山。ここを左に登って行く。スミレが咲き、カタクリの葉っぱがたくさんある。ところどころに花も見られる。気温が低く青空の下でもじっとしていると寒い。
小持山に近づくと、アカヤシオがだんだん増えてくる。くっきり青空にピンクの華やかな花が映える。まさにドンピシャ。ちょうどいい時期だ。
花に関して、はなねこさんは千里眼を持っているのかも・・・。 |
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平日にもかかわらずこのいい時期で登山者も多い。それほど広くない小持山頂上の少し先でお昼休憩をとる。風が冷たい。
30分ほど休み、痩せ尾根の両側に咲くアカヤシオを楽しみながら大持山を過ぎ、鳥首峠への広い分岐に出る。丸太のベンチがあり、ゆっくり休むのに最適の気持ちのいい場所だ。 |
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ここから妻坂峠まで、急な道を下る。
前方には武川岳がそびえる。この辺りにもカタクリの葉っぱが多い。落ち葉の中にけな気にポツポツと咲く。 |
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大きな葉っぱのバイケイソウの群落がある。ニリンソウはまだ蕾だ。
妻坂峠には、ハシリドコロの花がたくさん咲いていた。武川岳に来たときに通った峠だが、記憶にあるようなないような・・・。
25分ほど下ると、車道の終点に出る。綺麗な水の流れる沢沿いに歩いていくと、何かを採っている人発見。「ミツバを採ってるんだよ」とのことだ。春は鑑賞だけでなく、食して楽しむこともたくさん。 |
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萌える緑の中、名郷までアスファルトの道を下る。1時間に1本のバスに揺られ飯能へ戻り、帰宅となった。 |
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