2回目の御坂黒岳、しかも同じ時期、花を期待して出かけた。片道4時間超かかるが、それだけの価値がある。
天下茶屋でバスを降り、身支度を整え出発。眼前には大きな富士山がある。これがこの日は終日続く。 |
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スミレや名前のわからない小さな花を見つけ、ああだこうだと言いながら尾根の分岐に着く。周囲が自然林に囲まれた御坂山付近にはシャクナゲの木が多く、赤い小さな蕾をつけているものもある。これらが一斉に開いたら、華やかだろう。 |
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サクラの木も多くなる。細かな花のフジザクラ、少し大き目の花のヤマザクラ(?)が満開だ。
歩きやすいコースを行くと、送電線の鉄塔に出会う。左手南側には河口湖と富士山が、右手北西側には釈迦ケ岳とその向こうに、真っ白な北岳、甲斐駒ケ岳の山並が見える。 |
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ここから急な坂を下ると、「三ツ峠入口」のバス停から直接登ってくることができる御坂峠に着く。小屋は相変わらず休業中だ。 |
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カタクリは前回より数が少ない。シロバナエンレイソウはたくさん咲いている。この黄色い花は? 名前がわからないがこれも数多い。フデリンドウ、ニリンソウもある。
小さな花たちに励まされながら、広い黒岳頂上に着く。ここも周りは木々に囲まれ展望がない。 |
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黒岳から数分の展望台に行って、富士山を前にしてのお昼休憩にする。先週、御正体山から見た富士山と比べて、たった1週間なのに雪が少なくなったような気がする。
ハングライダーが上へ下へと飛んでいるのが見える。 |
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暑くもなく寒くもなく、あまりの気持ちよさに、のんびりと長い休憩をとり、やっと重い腰を上げる。
黒岳から柔らかい道の下りに入ると間もなく、アズマイチゲの群生地に来るが、花は咲いているのは数本だった。 |
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今回、エンレイソウの数はとても多い。
すずらん峠を過ぎ、破風山頂上に着く。ここからは南側の展望がいい。 |
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新道峠からは、尾根を外れジグザグの道を下っていく。いろいろな種類のスミレが咲くがキスミレも数少ない。
ヤマブキの黄色い花が咲く林道に出てしばらく行くと、立派な堰がある。この辺りから再び富士山を正面に見て進む。 |
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別荘の並ぶ道には紫のスミレ、家々にはシバザクラ、ツツジと華やかな里を抜け、大石の河口湖自然生活館に到着。レトロバスで河口湖駅に戻り、長い帰路に就く。 |
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