鳥海山

2010年7月25日()〜26日(月)



新山  しんざん 2236m 山形県 4名 湯野浜温泉
七高山  しちこうさん 2229.2m 山形県
最寄り駅  往き: 羽越本線「酒田」
レンタカー  往き: 「酒田」→「鉾立」
 帰り: 「鉾立」→「湯野浜温泉」
参考
歩行時間
 1日目: 2時間
 2日目: 6時間50分
参考
コースタイム
 1日目: 鉾立→1:20→賽ノ河原→40→御浜小屋
 2日目: 御浜小屋→1:00→七五三掛→1:30→御室小屋→20→新山→20→七高山→30→伏拝岳→50→七五三掛→50→御浜小屋→1:30→鉾立
歩行時間  1日目: 2時間20分
 2日目: 8時間40分
コースタイム  1日目: 鉾立→1:35→賽ノ河原→45→御浜小屋
 2日目: 御浜小屋→1:25→七五三掛→2:00→御室小屋→25→新山→45→七高山→45→伏拝岳→1:10→七五三掛→55→御浜小屋→1:15→鉾立


1日目

 何度となく計画をしてはボツになった東北の名山、鳥海山と月山の山行がいよいよ実現となった。最初は電車・バスで予定をしたものの、時間に拘束されないで、のんびり行きたいと、レンタカーを使うことにし、酒田駅から鉾立の駐車場に向かった。
 鉾立に着くころには、曇り空からポツリポツリの雨が落ち始め、ビジターセンターでお昼を食べて、出発の準備をしていると、雨はますます強くなり、バケツをひっくり返したような雨で真っ暗になった。(>_<)

 それでもしばらくすると、雨は小降りになってきたので、登山届を提出し歩き始める。
 歩き始めてすぐのところにある展望台も、その先の白糸の滝も真っ白な霧の中で何も見えない。ただ、熊注意の看板だけは嫌にくっきりと目に入る。

 「私の頬は濡れやすい〜、私の頬が寒い時・・・♪」覚えたての「霧と話した」のフレーズが頭に浮かんだが、口に出たのは、「じ〜んせい楽ありゃ、苦〜もあるさ〜」だった。(^_^;)
登山口
 ヨツバヒヨドリ、ヤマハハコ、ミヤマカラマツ、ニッコウキスゲなど、いろいろな花が咲く石畳のようなコースを行く。賽ノ河原辺りからは、チングルマ、イワカガミも増えてくる。
 クルマユリ、ヨツバシオガマ、コバイケイソウ、チョウカイアザミ、トウゲブキ、ハクサンシャジン、ベニバナイチゴ、ダイモンジソウなど。なんとか名前がわかる花だけでもたくさんある。
 御浜小屋の評判は聞いていて、それほど期待もしていなかったのでがっかりするほどでもない。ごはんは美味しく、多すぎるほどある。(^_^;)
 乾燥室はもちろん、濡れたものを乾かすためのストーブもたかれていないし、テーブルもない。布団も枕もないが、宿泊者は20人ほどだったので、毛布は敷布団代わりにも枕代わりにも、たっぷり使うことができた。

 食事の後は、毛布にもぐりこみ、いつの間にか眠っていた。7時を回ったころで、朝4時前、カサカサと出発の支度をする音で目が覚めるまで熟睡だった。

クルマユリ チョウカイアザミ コバイケイソウ
ヨツバシオガマ トウゲブキ ハクサンフウロ



2日目

 期待を持って目覚めるが、外は暗い。支度をして外に出ると、やはり昨日のような天気で、辺りの風景は見えない。小屋の前の景色はどうなっているのだろうと思っていると、一瞬だが、黒い雲が動き、目の前のなだらかな草原が見えた。鳥海湖も姿を見せてはまた隠れる。
 「よしよし、きっと晴れてくる」
御浜小屋前
 右も左も花畑だ。シラネニンジン、シロバナトウチソウ、ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンフウロ、イワイチョウ、ミヤマキンバイ、ミヤマウスユキソウ、アオノツガザクラ、ウサギギク・・・
 止まってばかりで、なかなか先に進めない。

 分岐のある七五三掛(しめかけ)に来ても、霧は晴れなかった。千蛇谷ルートは崩落のため、ここからさらに100mほど進んだところに分岐があった。
ハクサンシャジンなど
 ハシゴを下り、本来のルートに入るとまもなく雪渓を横切ることになる。
 モミジカラマツ、マルバシモツケ、ダイモンジソウが多い。イワブクロも咲いている。イワブクロは鳥海山が南限なのだそうだ。

 雪渓の手前で、朝食のお弁当を食べる。
 おかずが、サビシイ・・・。(・_・;)
チングルマ
千蛇谷ルートの雪渓を横切る
 雪渓を横切って先に進むころには、黒い雲は流れ、だんだん明るくなってきた。イワギキョウ、アオノツガザクラと花も少しずつ変わってくる。
 青空が広がり、周囲の景色が見えてきた。目の前に聳える岩の山を目指して進む。
青空になった
 頂上の御室神社にお参りし、新山に登る。大きな岩が積み重なった岩の山だ。矢印通りに進めば、少々足が足りなくても(笑)登って行ける。
 大きな声で怖いよ〜、と泣いている子供がいたが、家族に励まされながら登っていった。そういえば、最近はKさんの怖い〜を聞くことがなくなった。成長成長! 
頂上御室小屋
いったん下りまた登る  だいぶ登ったと思ったら、溝のようなところをいったん下る。下りきって前方を見ると、新山の頂上が見えた。 新山
 狭い頂上をひとしきり堪能して、今度は小屋の東側に降りる。チョウカイフスマやイワブクロ、イワベンケイがびっしりと咲いている。 急坂を上り、外輪山ルートへ
七高山頂上  滑りやすい急坂を登り外輪山ルートに出る。
 行きたくないという皆さまにお待ちいただき、ここから数分のところにある七高山にせっせと行ってピークを踏んでくる。

 霧が晴れた外輪山ルートはぐるっと周囲を見渡せ、気持がいい。いい景色はいくら見ても飽きることなく、花々はどれも可愛くて、同じ種類のものも、何度も写真におさめたくなる。
 行者岳のピークは知らぬ間に通り過ぎていたようで、伏拝岳の分岐で当初の計画の湯ノ台道を分け、文殊岳まで進み、お昼休憩にする。


ヨツバシオガマと新山
トウゲブキと・・・?
鳥海湖

 御田ヶ原のあたりに来ると、また霧がかかり始めたが、まだ辺りの風景は良く見える。この分岐から鳥海湖のほうを回り御浜小屋に至るコースに行った女性が、行き止まりになっていたと戻ってきた。
 広々とした草原は、朝の幻想的な風景とはまた違った明るいお花畑で、ちらっとしか見えなかった鳥海湖もその姿を全部見せてくれた。
賽ノ河原
 御浜小屋から先の景色はさらにまったく違っていて、ああ、ここはこんな風景だったんだと改めて感動しながら下る。山の表情は、季節、天候で大きく変わる。今回は一粒で二度美味しい思いをした。

 展望台からは白糸の滝も見えた。
展望台

 下山後は酒田の山居(さんきょ)倉庫を観光し、湯野浜温泉の宿に入ると、2日分の汗を流し、明日に備えた。


シロニガナ イワブクロ アオノツガザクラ
チョウカイフスマ イワベンケイ イワギキョウ
ウサギギク ミヤマリンドウ ハクサンイチゲ
シロバナトウチソウ ヒナザクラ ミヤマキンバイ

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