ツツジの名所、赤城山、ちょうど見頃のころは人も車も多いだろうと、早めに出かけることにした。アカヤシオもそろそろ咲くのではと・・・。
前橋駅からのバスには私たち二人と、途中で降りた乗客一人だけ。小さなカーブの一つ一つに番号が振られた緩やかな道を登っていくと、山の斜面にピンクの点々が見える。これは期待できそう・・・。(^^) |
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駒ヶ岳登山口でバスを降り、バス停前の駐車場で準備をして歩き始める。
下には笹が茂るまだ冬枯れのままの木々の間から、大沼(おの)が見える。 |
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鉄の、手すりのついた階段を2ヶ所クリアすると、ぱっと開けた主稜線上に出る。
青空だが雲も多く、まさしく春霞の風景が広がる。
あとから来たグループが出発したあとに、景色を楽しみながら先に進む。
振り返ると、長七郎山と小沼(この)が見える。 |
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駒ヶ岳の頂上は狭い。眼下を見ると、山の上に点々とピンクが広がっている。アカヤシオのようだ。
それにしても、このコースには花が一つもない。周りの木はまだ小さな葉っぱ一つも付けていない。 |
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「葉っぱが出ない木ってあるの?」とKさん。
「えっ? いやぁ・・・」
気持はわかるが・・・。(^_^;)
下の方には、あんなに咲いているのが見えるのに、ところどころに雪も残るこのコース沿いは、まだ花開く準備ができていなかった。 |
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駒ヶ岳からいったん下り、大ダルミを過ぎると、再び登りになる。木の階段をゆっくり登っていく。 |
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この辺りから、だんだん雲行きが怪しくなってきて、ポツリまたポツリと雨が落ちてきた。あれ〜、こんなはずでは・・・。(>_<)
雨は少しずつ強くなり、早めにカッパを着こむものの、間もなく、また青空に変わり、雨は止んだ。ホッ(^^) |
「御黒檜大神」と刻まれた大岩と、もともとは鮮やかだっただろう赤い鳥居がある。
この鳥居から3〜4分で黒檜山頂上に着く。
「わぁ〜」とKさんが声にした。黒檜山頂上は満員御礼状態だった。
ここを突っ切って、先の展望の良い所に向かう。 |
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石の祠のある東側は風が当たらず暖かいが、展望はよくない。西側は吹き上げてくる風で寒いが、景色がいい。
景色が良いほうが、お昼も美味しいので、寒さは我慢して西側に腰を下ろす。
うっすらだが、雪を被った山々が見える。 |
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「AR山」というiphoneのアプリによると、仙ノ倉山、武尊山、谷川岳などが、また東側には日光の山々などが表示されるがたくさんありすぎて同定できない。(^^ゞ |
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数十人の大グループが頂上に陣取り、山の歌を歌っている。1曲終わってもさらにまた1曲と続いている。まだまだ続きそうだ。1曲は我慢するが、それ以上はご勘弁を・・・(笑)。(^_^;) |
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黒檜山登山口への下りも、一部雪が残り、神経を使う。
岩がちの道を慎重に下る。
ときには、眼下に大沼が見え、さらに進むと大沼の畔にある赤城神社が見えてくる。
「猫岩」という表示があるが、後ろ側に回ってみても、猫の名前に関係するような形のものは見当たらない??
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このコース、逆の黒檜山登山口から登り、駒ヶ岳登山口に降りる方が、歩きやすいかもしれない。
登山口の広い道路に出ると、車道をビジターセンターに向かって進む。
途中、赤城神社に寄り、お参りをする。鮮やかな赤色に塗られた神社で、賽銭箱には、桐、菊、葵の3つの紋が並んでいる。 |
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覚満淵を30分ほど散策し、ビジターセンターの駐車場前のバス停から、帰りのバスに乗る。 |
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駐車場で出会った福島から来られた男性は、この日、男体山に登ってきたところだという。この駐車場で泊まり、明日、黒檜山に登るとのことだった。 |
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