小持山〜大持山

2012年4月29日(

小持山からアカヤシオと武甲山

小持山  こもちやま 1273m 埼玉県 3名
大持山  おおもちやま 1294..1m 埼玉県
最寄り駅  往き: 西武池袋秩父線「西武秩父」
 帰り: 西武池袋線「飯能」
タクシー  往き: 西武秩父→一の鳥居
バス  帰り: 名郷→飯能 (国際興業バス)
歩行時間  5時間35分
コースタイム  一の鳥居→20→十二丁目→40→持山寺跡分岐→25→シラジクボ→45→小持山→40→大持山→5→分岐→30→ウノタワ→40→鳥首峠→1:10→大場戸橋→15→名郷


 アカヤシオが見たい、というHさんの希望にお応えして、さて、蕨山にしようか、鳴虫山にしようか、はたまた他にいいところがあるだろうか、と検討したが、結局、まだ少し早いかなと思いつつも、小持山〜大持山に行くことにした。
 前回と同じように、生川までタクシーを使う。一の鳥居の駐車場はすでに満杯で、はみ出た車は下の林道にまで駐車されている。

 大勢の登山者は、ほとんどが武甲山、もしくは、武甲山に向かう。そのうち数名が、小持、大持山の方に縦走して来る。私たちは前回同様、武甲山には寄らず、持山寺跡方面への道を行く。
八丁目
 民家がすぐそばにある、八丁目石の標識には、熊出没注意の貼り紙があった。熊の目撃は、こんなところで、ということも多く、驚かされる。

 十二丁目石から数分のところに、以前にはなかった持山寺跡・シラジクボへの案内が立てられていた。橋を渡り、植林のコースに入っていく。
分岐
 この植林の道には、前回、白いスミレが多く咲いていたが、今回はまだ少ない。また、かつて見たことのないほどのヒトリシズカの大群落があったのだが、今はまだ咲き始めの若い株ばかりで数も非常に少ない。

 持山寺跡へは、今回は行かずに先に進む。
持山寺跡分岐

 シラジクボからは、日当たりのよい、なだらかな道を行く。武甲山方面から下ってきた二人連れは、おしゃべりしながらあっという間に私たちを追い抜いて行った。

 道の両側にカタクリの葉っぱがたくさんあり、目が慣れてくると、ピンクの花がいくつも見える。カタクリにはちょうどドンピシャだったようだ。
 道は、急な岩の多い登りになる。
シラジクボから武甲山方面        急な登りになる
 周囲には、アカヤシオのつぼみさえも見えず、いくら早くても、少しぐらいはという期待も外れたのではと、少し不安になるころ、小持山の頂上に飛び出た。
 「あ〜咲いてる」思わず声が出た。
 頂上にある2本のアカヤシオは花開いていた。
 他はまだつぼみが多い。
小持山頂上

 妻坂峠から来られたお二人によると、ここまでアカヤシオは咲いていないということだった。後にも先にも、この頂上の2本だけしか咲いていないということだ。

 お昼にはまだ少し早いこともあり、この辺りで休んでいる登山者もいない。私たちも、大持山に向かって歩き始める。

岩も多い     大持山の手前

 岩がちの稜線上には、最盛期にはあれほど咲いていたアカヤシオの、つぼみさえ気がつかないほど、色がない。

 三角点のある、あまり広くない大持山頂上には数人の登山者が休んでいた。武川岳〜伊豆ヶ岳方面のなだらかな稜線が霞んで見える。
 ここから、もう少し先の、展望の良い妻坂峠との分岐まで行き、丸太に腰掛けお昼休憩にする。

妻坂峠分岐   ウノタワ〜鳥首峠へ
 前回は、ここから妻坂峠に下ったが、今回は、ウノタワ〜鳥首峠に向かう。
 急な坂を下り、少し登り返して、道は幅広くなり、アセビの低い木が両脇に広がり、柔らかで歩きやすいコースになる。

 道の真ん中に咲いているカタクリが踏まれないように、石で囲いがしてあった。心ない盗掘者もいるが、こんな優しい人もいるんだ。
石で囲われたカタクリ
 まだまだ新芽も出ないこの辺りの木々は、幹が白く、それは陽に当たって銀色に見える。木の種類は分からないが、以前、Sさんに、このコースに美しいブナの林があると聞いたことがあったが、この辺りだろうか。

 広い尾根道はしばらく続いた。
広い尾根道
 やがて、広場のようなウノタワに出る。ベンチや野外卓があれば、公園のような開けた、のんびり休憩したくなるような気持ちの良い場所だ。

 ここから下る道もあるようだが、このまま一つ二つとコブを越え、鳥首峠へ向かう。
 鉄塔を過ぎると左手に、石灰だろうか、採石場が見えてくる。
ウノタワ
面白い大樹        カタクリが真っ盛り
 鳥首峠に着くと、ちょうど、蕨山〜有間山経由で下ってきた二人連れに会う。アカヤシオはと聞くと、えっ、という感じだ。
 あれば目立つ花だから、蕨山の方も、少なくともまだ気がつくほどは、咲いていなかったのだろう。

 浦山大日堂へ降りる道もあるが、今回は、バスの便が多い名郷の方へ下る。
鳥首峠
 植林の急斜面をジグザグに下ると、やがて沢に会う。この辺りには、ハシリドコロの株が多い。ニリンソウも咲いている。
 蕨山方面の山肌には、薄ピンクの、桜だろうか、緑の中に大きな水玉のように見えている。


 何軒かの廃屋があるかつての集落(?)には、見る人もいないだろう桜や桃の花が綺麗に咲いていた。


 斜面に引かれたレールがある。今も使われているのか途中からは真新しく見えるそれは眼下の工場に続いていて、このレール沿いに、工場のすぐそばの登山道入口に出る。
レールと工場
 工場前の登山口からは車道歩きになる。結構長いが、車はほとんど通らない。ヤマブキの黄色が多い。

 途中、川沿いのキャンプ場があり、家族連れや、若者のグループで、結構賑わっていた。

 大場戸橋で、妻坂峠からの道と合流し、名郷バス停に向かう。
大場戸橋
 数人の列に加わって5分ほどでバスはやってきた。

 期待のアカヤシオにはまだ早かったものの、里ではすでに終わっているカタクリの花はたくさん見ることができ、充実した山行をすることができた13キロちょっとの道のりだった。

 でも、アカヤシオ、嫌というほど見たいな・・・。
名郷バス停
ヒトリシズカ    ハシリドコロ    スミレ



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