甲武信ヶ岳

2012年11月25日()〜26日(月)

大山頂上

三宝山  さんぽうざん 2483.3m 長野県・埼玉県 会8名 
甲武信ヶ岳  こぶしがたけ 2475m 長野県・埼玉県・山梨県
参考
歩行時間
 1日目: 6時間35分  2日目: 3時間35分
参考
コースタイム
 1日目: 毛木平→2:00→十文字峠→1:40→武信白岩山→2:00→2:00→三宝山→40→甲武信ヶ岳→15→甲武信小屋

 2日目: 甲武信小屋→20→甲武信ヶ岳→20→分岐→15→千曲川水源地→1:10→ナメ滝→1:30→毛木平
歩行時間  1日目 :7時間20分  2日目: 3時間40分
コースタイム  1日目: 毛木平→2:05→十文字峠→2:15→武信白岩山→1:55→三宝山→40→甲武信ヶ岳→25→甲武信小屋

 2日目: 甲武信小屋→20→甲武信ヶ岳→20→分岐→15→千曲川源流→1:10
→ナメ滝→1:35→毛木平


 1日目
 1日目は好天、2日目は午後から崩れる模様、という予報で、当初の計画を逆コースにして、甲武信ヶ岳に行くことになった。

 毛木平に駐車されている車の窓ガラスには氷の膜が張っている。きりりとした冷たい朝、7時30分、歩き始める。
毛木平駐車場を出発
 千曲川水源方面へのコースを分け、「千曲源流挟霧橋」を渡り十文字峠方面に向かう。
 すっかり葉の落ちた明るい林の中を沢沿いに登って行くと小さな観音像が大きな木の足元に守られるようにたたずんでいる。

 やがて、沢から離れ、八丁坂の急な登りになる。
観音様
 途中、一部開けたところがあり、そこから浅間山のおおらかな山容を望むことができた。

 急な登りは、やがて緩やかになり、十文字小屋の建つ十文字峠に着く。 趣のある山小屋だ。

 ここで小休止後、シャクナゲの木が両側に並び、根っこの張り出した道を登っていく。露岩が多くなってくる。
十文字小屋
 岩場には一部、雪が溜まり、凍っていて滑る。アイゼンをつけた方がいいのか、付けない方が歩きやすいのか、迷うところだが、付けずに登る。足を置くステップもツルツルになっているので、鎖を頼りに、1人ずつ慎重に登って行く。

 かなり神経を使い、登り切った小さな岩山の大山は、ぐるっと一周の大展望が広がっていた。
Uさん撮影。凍った岩場。

中央が三宝山  暖かく、風もないこの頂上からは、前方南に、これから向かう三宝山が見える。あんな遠くまで・・・。

 そして、その西に目を転じると、甲斐駒ケ岳、白い雪を被った八ヶ岳、さらに北アルプス、近く大きく見える浅間山、全く雪のない両神山と並んでいる。

 もうこれだけで、今回の山行の目的は達したかのような絶景だ。

八ヶ岳

鎖場  十分この景色を堪能してから、先に進む。

 さらに岩場のアップダウンを繰り返し、武信白岩山の岩峰を左手に仰ぎながら進んだ先の小ピークでお昼休憩にする。
 風もなく、じっとしていても、寒さを感じることもない、休憩に最適の陽だまりだ。

 暖かいとは言っても、おにぎりを持ってきた人は、凍っていてかなり冷たかったらしい。やはり、カップめんなど、熱いものが嬉しい。
尻岩  休憩後は、三宝山目指して再び歩き始める。

 ゴロゴロした大岩を見ながら緩く下って行くと、寒々とした日影の林の中で、リーダーが足を止めた。指差す方を見ると、ホシガラスの親子だろうか数羽が、逃げる様子もなくトコトコと歩いていた。

 その先の鞍部に、尻岩があった。うんうん、確かに、大きなお尻のように見える。(^^)

 そこからは長い、長い、長〜い、三宝山への登りだ。どこまで行ったら着くのかというほど長い。(^_^;) かなりキツイ。ただただ黙々と登っていくと、見上げる先に空の色が視界に入ってくるようになった。そして、少し巻くようにして登り切ったところが三宝山の頂上だった。

 立派な三角点があるが、展望はない。ほんの少し、木々の切れ目から、富士山がちょこっとだけ見えた。もうひと頑張り、この先の甲武信ヶ岳からは、ど〜んと見えるはずだ


。 三宝山より、甲武信ヶ岳のほうが、標高は低い。三宝山への登りに比べたらはるかに楽に、少し下って登り返して、甲武信ヶ岳の頂上に辿り着いた。
 日本百名山甲武信ヶ岳の立派な標識が立っている。
 真っ白な富士山は、雲の海に浮かんでいた。
三宝山頂上
甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳から

 ここまでの、コース中、何度か、アイゼンを付けたり外したり、そして甲武信ヶ岳頂上からも、外して、すぐその先で、また付けてと繰り返し、煙突から白い煙が上がる風情のある甲武信小屋に着く。

 甲武信小屋の営業は11月末日まで。予約の客は私達で終了だとのことで、この日も私達8人の貸し切りだった。
甲武信小屋
 夕食は、定番のカレーライスに加え、暖かい鍋をはじめとするご馳走が並んだ。そして焼酎の飲み放題にゼリーのデザート付という大盤振る舞いで、これを、牢名主のような(笑)経営者の徳さんや、小屋番さんと一緒に頂いた。

 食後は、小屋番の爪ちゃんの作曲演奏のギター曲に乗せて、徳さんの自慢の風景と花の写真によるDVDを見せていただいた。
夕食
 小屋の外の温度は-9℃。隙間だらけの小屋の中もさほど変わらない寒さだ。
 いくらでも布団も毛布も使っていいよと言われるまでもなく、敷き布団2枚、敷き毛布2枚、掛け毛布2枚と掛け布団1枚。お腹と腰と足の裏にホッカイロを貼り、フリースにダウン、ネックウォーマーで完全武装。7時過ぎに床に入ると、朝までぐっすりだった。
小屋の2階




 2日目

 天気が崩れる前に下山出来ればいいがと、5時半に朝食を済ませ、まだ薄暗い6時過ぎに小屋を出る。

 あれ、降ってる・・・。
 冷たい、みぞれのような雪が舞い落ちていた。

 アイゼンを付け、甲武信ヶ岳まで登る足が重い。
 頂上に近くなると、風が強くなる。
 あれ、吹雪・・・。
霧氷
 頂上手前の木々は霧氷で飾られ、昨日とうって変わり、辺りは真っ白で、展望はない。
 このまま吹雪く中を歩くのかと思いつつ歩を進め、甲武信ヶ岳直下の急坂をやり過ごし、樹林の中に入ると、風は収まってきた。

 金峰山・国師ヶ岳方面への分岐を分け下る登山道は、積もった雪で引っかかるものがなく歩きやすい。 
金峰山・国師ヶ岳分岐
源流の水場 千曲川源流の標識
 千曲川・信濃川の水源地には、立派な標識が立っている。小さなカップが置かれている。ここがあの大きな川の原点になっていると思うと、なんだか感慨深い。

 沢を何度か右へ左へと渡りながら、緩く下っていくと、今度は美しいナメ滝に着く。
沢を渡る

ナメ滝

登山道  やがて雪は雨になり、周囲は白から茶色に変わる。カラマツの落葉が敷き詰められた道は歩きやすく、アイゼンを外した足は軽い。

 黄葉のころの美しさを想像すると、やはりそのころまた来てみたいと思う。

 いつの間にか、登山道は林道となり、小さな大山祇神社を過ぎれば、昨日分かれた分岐に出る。ここから、毛木平の駐車場はすぐだ。

 駐車場に戻ると、そこには、私たちの車2台だけ。あずま屋で装備をとき、海尻温泉「灯明の湯」に向かう。
 ちょうどイイフロの日で、入浴料は半額。お粥のサービスもあった。

 温まり、汗を流し、程良い空腹で、お蕎麦屋さんに直行。お腹も満たして満足の帰宅となった。
駐車場に戻る

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