鍋割山〜塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳

2013年2月24日()〜25日(月)

蛭ヶ岳山頂

鍋割山  なべわりやま 1272.5m 神奈川県 2名
塔ノ岳  とうのだけ 1491m 神奈川県
丹沢山  たんざわやま 1567.1 神奈川県
蛭ヶ岳  ひるがたけ 1673 神奈川県
焼山  やけやま 1059.6m 神奈川県
最寄り駅  往き: 小田急線「渋沢」
 帰り: 中央本線「相模湖」
タクシー  往き: 「渋沢」→「県民の森」
バス  帰り: 「焼山登山口」→「三ヶ木」→「相模湖」
歩行時間  1日目: 5時間50分
 2日目: 6時間45分
コースタイム
 1日目: 県民の森→40→二俣→50→後沢乗越→1:20→鍋割山→1:10→金冷し→25→塔ノ岳→50→竜ヶ馬場→35→丹沢山

 2日目: 丹沢山→1:10→棚沢ノ頭→55→蛭ヶ岳→1:00→地蔵平→35→姫次→45→大平分岐→45→焼山→1:35→焼山登山口




 1日目
 2010年のちょうど今頃、ダイヤモンド富士を見ようと、塔ノ岳の尊仏山荘に泊まった。あいにく天気が崩れ、ダイヤは見ることができなかったが、翌日の丹沢山までの稜線で見た霧氷の美しさに大感動し、絶対にまた行きたいと思っていた。それが、ここに来てやっと実現することになった。

 いろいろ検討した結果、この日は鍋割山経由で行くことにし、渋沢駅ではなねこさんと合流し、タクシーで県民の森のゲートまで向かった。
ゲートから出発
 ここから、まずは鍋割山を目指し、林道をタラタラとおしゃべりしながら進んで行くが、分岐を目にしていながらついそのまま林道を進んでしまい、かなり行ってから気が付いて引き返すというミスをする。(^_^;)


 二俣から沢沿いに歩いて行くと、登山道に入る手前に、例の水入りのペットボトルが並ぶ。これは、とりあえず見るだけで・・・。(^_^;)
水入りのペットボトル

後沢乗越から鍋割山へ  ところどころにほんの少し雪の残る植林の中を進んで行くと、やがて雑木林となり、後沢乗越に出る。

 この辺りから、残った雪も増え、時折吹く風がとても冷たい。

 ほんのちょこっと、頭だけ見えた富士山は高度を増すに連れしっかりと顔を見せるようになり、まもなく、大勢の登山者で賑わう鍋割山頂に着く。

 ここで、ちょうど空いたベンチに座ってお昼休憩にする。暖かいスープとパン。でも美味しい。(^^)
鍋割山頂上 鍋割山からの富士山
丹沢主脈の稜線  鍋割山からは、アイゼンを付ける。
 
 積雪は、多いところで30cmほどだろうか、アイゼンを付けなくても大丈夫そうでもあるが、下りになると付けている方がサクサクと歩きやすい。


 右手に、絵のようにくっきりと美しい丹沢主脈の稜線を見ながら、そして、鍋割山とその上に鎮座する穏やかな表情の富士山に見送られながら、塔ノ岳に向かう。

鍋割山と富士山

 小丸尾根への分岐から金冷しへの稜線は、いまだ歩いたことがなかったので、今回この線が繋がった。

 冷たい風の当たる塔ノ岳の頂上からも富士山はよく見えていて、これはこの日、日没までずっと続いていた。

 風を避け、表尾根の方を眺めながら小休止する。大山も綺麗に見えている。 
塔ノ岳頂上

鍋割山方面と富士山表尾根と大山丹沢山へ向かう

竜ヶ馬場  塔ノ岳をあとにし、丹沢山への道を下る。あの時は、キラキラと降り注ぐような霧氷の、まるでおとぎの国のようだった稜線には、今回は霧氷は全く見られなかった。余りにも天気が良すぎたようだ。

 それでも、くっきり富士山と、それを囲む山々の美しさに、やっぱり雪の丹沢は最高、と、ついついニヤリニヤリとしてしまう。(^m^)

 竜ヶ馬場で一休みし、丹沢山のみやま山荘へ。
 なんと、ここは暖かい山小屋だった。(^^♪

みやま山荘    山荘内部    内部

 屋根からつららの下がったこじんまりとしたみやま山荘で、私たちはアコーディオンカーテン付の2人部屋(?)に泊まることができた。
 日曜日にもかかわらず、ほぼ満員の泊まり客で、食事も2回に分けて、有名な焼き肉ディナーをいただいた。(^^)

 前の席に座ったソロの男性は、翌日、東野へ下るとのこと、途中まで一緒のコースを行かれるが、私たちが予定するより1本早いバスに乗るため、出発も早くされるそうだ。
夕食

 右肩ダイヤ

満月  日の入りは5時26分、5時からの夕食は少し早めになったので、ダイヤがコロコロと右肩を転がって落ちるのを見ることができた。
 この日の月は満月。そして、小屋の部屋からは、相模湖の辺りだろうか、街の夜景が、ひときわ美しく見えた。

 暖かい談話室でテレビを見て話をしながら、瞼はだんだん垂れ下がって・・・。(_ _).。o○

 8時半の消灯を知らず、朝までぐっすりと眠りについた。







 2日目
朝日を受ける富士山と不動ノ峰

足元にも陽の光が射し始める  2日目の朝は、6時からの朝食を済ませ、日の出を待つことから始まった。

 昨日同様、くっきり富士山と、これから歩いて行く不動ノ峰が、陽に照らされて、頭からだんだん下へと赤く染まっていくのが見える。不動ノ峰の向こうに小さく、しかしすっきりと漂うように見えているのは南アルプスだ。

 暖かい光は、だんだん高く上がって、足元も照らし始めた。

 部屋に戻り、支度をして、出発することにする。
 気温は、−11℃。べらぼうに寒いというほどではないが、丹沢山から不動ノ峰に向かって稜線に一歩踏み出すと、早速、冷たい風の洗礼を受けた。
 防寒対策はしっかりしてきたが、手先足先は冷たい。二重の手袋にホッカイロを入れていてもしばらくは温まらない。

 西丹沢に下るツアーの一行と、私達と同じ焼山登山口に下る2人の男性、4〜5人のグループ、この人達と前後しながら白い稜線を進む。
外気温−11℃

不動ノ峰から絶景!

棚沢ノ頭 鬼ヶ岩ノ頭

 不動ノ峰を下り、棚沢の頭を過ぎるころには、手足の指も温まり、広がる絶景を楽しみながら歩く。

 鬼ヶ岩ノ頭では、ツアーグループの1人が落とした手袋を拾い、蛭ヶ岳の山頂で無事、手渡すことができた。

 鬼ヶ岩ノ頭からは、2ヶ所の鎖場を下る。雪が積もっていることで、却って歩きやすくなっている。

 下り切って、前に行く人たちの小さな姿を追うように、登りに変わる。振り向くと、歩いてきた丹沢山からの尾根が、緩やかに見えていて、やがて、丹沢主稜の最高峰、蛭ヶ岳に着く。
鎖場の下り

蛭ヶ岳山頂 南アルプス

 広く明るい蛭ヶ岳の頂上は、風もなく、寒さを感じない。ちょっと古めの山小屋がある。
 南アルプスがさらに近付いたようにくっきりと見える。
 この大展望をお茶を飲みながらゆっくりと味わって、姫次方面の案内に従って、急な斜面を下る。

 ひとしきり下ると、いったん広い尾根に出るが、すぐにまたアセビの林に入る。
蛭ヶ岳山荘
 ぐんぐん下ると、いつの間にか、ブナ林の中にいた。風が強く吹いたのか、ところどころ古いトレースを消し去り、そのまっさらの雪の上に、先行の、昨夜、談話室で話をした、怖いところが好きというソロの男性のものだろう足跡がしっかりとついている。

 そろそろ地蔵平というころ、余りの綺麗な林にしばし立ち止り(寝ころび?)撮影タイム。

 もしもし〜、はなねこさん、いい写真が撮れたかな?(^^)
傑作を撮るはなねこさん

 地蔵平を過ぎ、原小屋平を過ぎ、もう少しで姫次という下りを、ズルズルと滑るように音をたててやってくるソロの男性に会う。アイゼンを付けていない。

 その姫次もまた広くて暖かい、展望のよい場所で、ベンチが置かれて、休憩にもってこいの場所だ。ここでお昼休憩にする。
 ベンチに座ると、カラマツの木の間に富士山が見え、左手には大きく丹沢山が見える。

 先ほどの男性2人もやってきた。
姫次 丹沢山が見える

 モノレールを過ぎ、青根の分岐を過ぎたころ、登山道の右下に黍殻避難小屋が見えてくる。小屋の前が広く、ほとんど雪に埋まった野外卓が一つ、二つと見える。

 黍殻山は、三角点があるものの、樹林の中で展望はないということで、ここは巻いて巻いて・・・。(^^)

 平丸の分岐を過ぎると、まもなく焼山の頂上に着く。ベンチと鉄塔の見晴台がある。
黍殻避難小屋

見晴台  この頂上には、石の祠が3つあるが、1つは倒れている。
 ちなみに、この3つの祠、青根、青野原、鳥屋の三部落の境界を示すもので、三方向を向いて立っていると、案内にある。

 一番奥の祠の近くに、三角点のポールがあるが、周囲の雪を払ってみたものの、見つからなかった。

 見晴台に登ってみると、宮ヶ瀬湖の濃いブルーがよく見える。丹沢山の方は雲が出てきている。


 ここで最後の休憩をとると、あとはひたすら下る。
 道に残った雪は、ところどころ、地肌を見せるようになり、アイゼンを外すタイミングを計るが、地図にある「危険」の箇所を過ぎてからということで、付けたまま進むことにする。

 やがて出てきた滑落注意の危険箇所。もしかしたら、凍っていたのかもしれない、そこをアイゼンを付けないで歩いて、滑落した人がいたのかもしれない
 しかし、アイゼンを付けていれば、まったく問題のない道で、少し拍子抜けでもあった。
 

危険箇所の標識 危険箇所?

 この危険箇所を過ぎて、その後は全く雪のなくなった道が、石畳の道となり、焼山登山口バス停の案内が出てくると、まもなく、民家が並ぶ焼山登山口に出る。

 バスの時間まで1時間ほど。荷物を整理したり、またまた暖かいお茶を飲んだりしていると、2人の男性と、後続のグループが下山してきた。

 バスを乗り継ぎ、電車に乗り込む。

 「あの先へ・・・」が叶い、充実感いっぱいの帰宅となった。
登山口へ




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