木曽駒ヶ岳

2013年7月7日()〜8日(月)

雪渓を登って来る人々

駒ヶ岳  こまがたけ 2956.3m 長野県 会6名 こまくさの湯
中岳  なかだけ 2925m 長野県
最寄りIC  「駒ヶ根」
バス  「菅の台バスセンター」←→「しらび平」
歩行時間  1日目: 1時間20分    2日目: 2時間5分
コースタイム  1日目:
 千畳敷→50→乗越浄土→20→中岳→10→駒ヶ岳頂上山荘

 2日目:
 駒ヶ岳頂上山荘→20→駒ヶ岳→15→駒ヶ岳頂上山荘→15→中岳→20→乗越浄土→50→剣ヶ池→5→千畳敷



 1日目
 こんなはずではなかった・・・とは言っても、これが山の天気に違いない。晴れの予報も大外れで、菅の台バスセンターでバスを待ちながら、広がる黒い雲を恨めしく眺めていた。

 そして、しらび平から千畳敷へ向かうロープウェイに乗っているときに、雨がポツポツと降ってきた。
菅の台バスセンター
 今回の山行予定は、1日目は千畳敷〜濃ヶ池〜駒ヶ岳〜駒ヶ岳頂上山荘。2日目は、中岳〜宝剣岳〜三ノ沢岳往復〜千畳敷ということだったが、まずこの日のこの天気では、花も落ち着いて見られる状況ではなさそうだ。

 千畳敷のロープウェイの駅で先行の2人と合流し、様子を見るが天気はもう良くなる気配はない。とりあえず宿泊予約の駒ヶ岳頂上山荘まで向かうことになった。
千畳敷から雪渓歩き

雪渓を登る  今年は例年より雪は多いという。あまり離れ過ぎると前の人を見失ってしまいそうな濃霧の中、遅れないように進んで行く。

 登りはそれほどでもはいが、下りのグループは軽アイゼンを付けている人も多い。それでもズルズルと滑ったり、尻もちをついたりだ。

 急な登りに入ってすれ違いも多くなり、ふと辺りを見渡すとハクサンイチゲの群生が見える。元気を貰える。(^^)

 やがて乗越浄土の標識が見え、まもなく、突然のように宝剣山荘の建物が現れた。

 宝剣山荘で小休止し、頂上山荘の予約を確認すると、再び歩き始める。このころになると、雨はほとんど止んできたが、風は強まり、時々ふわっと体を持って行かれそうになる。軽いから気を付けなくちゃ・・・。(^m^)
乗越浄土
 イワカガミやチングルマ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイなどが咲いている。

 中岳の頂上はもちろん真っ白で、展望はない。そこから下っていくと、宿泊予定の駒ヶ岳頂上山荘に着く。

 時間も早いが、この状況で頂上まで行きたいとは誰も言わない。

 濡れたものを乾かしながらストーブを囲んで時を過ごした。
中岳
 地上では、真夏日だ、熱帯夜だと言っているのに、ここはストーブを焚いていて、寒くて眠れるだろうかと心配をするほどだった。

 そのうち、同じ会社の仲間という若者グループが、かなりの軽装で登ってきた。少し休んだらまた日帰りで戻るということだが、見ると、びしょ濡れで、ジーンズだったり、綿パンだったり。カッパも持っていないとか、上だけ持って、下のズボンは車に置いてきたと言う。
駒ヶ岳頂上山荘


 時間のいっぱいある、おじさんおばさんにつかまったのが運のツキだ(笑)。

 「悪くすれば低体温症になって命にかかわるよ」「ピーカンでも合羽はちゃんと持たなくちゃ」「ジーンズや綿はダメ。速乾性のものでないと」

 と、入れ替わり立ち替わり、真剣に言われて、それでもストーブの特等席を与えられ、ホッカイロを持たされ、ありがとう〜と、元気に下山して行った。(^_^;)


テント場  外を見ると、テントが一つ見える。頑張ってるなぁ。

 今回、最初はテント泊ということだったが、重い荷物を背負っての2日目の行程が不安ということで、小屋泊まりになった。こんな雨風の中でのテント泊は、テント泊初心者にとってはワイルド過ぎる。小屋泊まりに変わって、正直、よかった〜。(^_^;)ホッ


 この日の宿泊者は10名ほどだ。ほとんどが自炊で、1人だけ食事を頼んだようだった。

 我々含め自炊の人たちは、興味津津、どんな夕食かと覗き込み、写真まで撮らせてもらっていた。(^_^;) 

 お酒好きの人は、自分で、ワインや手作りのレモン酒などを持ってきているが、それだけでは足りないらしく、小屋のお兄さんにどんなお酒があるか聞いている。お兄さんは、ちょいちょいと宝剣山荘まで巻き道を使って出かけて行き、ザックにいっぱいのお酒を運んできた。
uさん撮影。小屋の食堂
 4時前から、時間をかけて、持ち込んだお肉や野菜を焼いて、たっぷりの夕食タイムをとった。

 そして、朝早かったこともあり、早い人は5時すぎに、私も6時には床に入り、朝の4時までぐっすり眠ったのだった。

 明日、天気にな〜れ!
山小屋の部屋




 2日目
駒ヶ岳山頂  翌朝、目覚めると、青空が広がっていた・・・なんてことはそうそうあるものではないようで、窓の外はやはり真っ白だった。(>_<)

 8時頃まで、またもや食堂でまったりしてみるが、天気がよくなる様子はない。

 だんだん、お花散策さえどうでもよくなってきて、気分は、下界に降りて、ソースかつ丼を食べようムードに変わってきた。(^^ゞ
駒ヶ岳山荘の小屋番のお兄さん  空身で駒ヶ岳山頂へ登り、頂上で、木曽側と駒ヶ根側の神社に公平にお参りすると、再び小屋に戻り、下山することになった。

 今回、宿泊者に昆虫研究者の初宿(しやけ)さんという方がいた。小さな虫を集め、30kgもありそうな大きなザックを背負って、仕掛けた虫採りを回収しつつ下山するとのことだった。

 大人気の小屋番、イケメンのお兄さんに別れを告げて我々も下山にかかる。

 宝剣岳があるはずの方角を未練がましく眺め(笑)、宝剣山荘に再び寄って小休止した後、こんな天気でも登って来る人々とすれ違いながら、雪渓を下り千畳敷に戻る。

 少しずつ少しずつ霧は晴れてきて、千畳敷カールの美しい景色を見せてくれるようになった。剣ヶ池の辺りまで来ると、雲の間から青空さえ覗くようになった。
宝剣山荘

八丁坂 ガラス細工のようなハクサンイチゲ
イワベンケイ 剣ヶ池

千畳敷カール

アオノツガザクラ   ツガザクラ   ハクサンシャクナゲ
ミヤマダイコンソウ?   コマウスユキソウ   オヤマノエンドウ

コイワカガミ イワツメクサ




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