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長い水道管の橋(?)を渡り、仁田元沢沿いの林道を行くこと、1時間弱。917の地点に近く、左手に大きな堰が見えるあたりに差し掛かると、赤いテープの付けられた登山口があった。けっこう人も入っているようで、踏み跡はしっかりついている。 |
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急な斜面をジグザグにゆっくりと登って行く。ロープが付けられた箇所もあるが、特に必要はない。
アキレス腱がずっと伸びきったままで登って行くと、柔らかい新緑の中に、ヤマツツジの朱色が目立ってくる。 |
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男性が一人下山してきた。稜線は強風とみぞれで、寒くて引き返してきたという。この男性のほかに、今日は3人の登山者が入っているという。
下山時には、林道をちょっと外れると、1頭のシカと思われる死骸があったが、登りでも、歯のついた顎?の骨や、毛皮の一部などが目に入った。自然の厳しさを感じる。
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枝尾根に乗ると、少し小ぶりだが、シロヤシオの花がびっしりとついた木が目に入った。
上に行けば、アカヤシオも多いようだが、どんな感じだろうかとワクワクする。 |
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15分ほど進むと、広々とした場所に出た。そこから稜線を見上げると、1本の木が見える。1本だけ残ったというブナの木だろう、きっと。
お昼にしたいという声もあったが、無視して(笑)、小休止後もうひと登りして、主稜線に出る。
目の前には、男体山、半月山が見える。
そのすぐ先に三角点がある。そう言えば、このあたりだと思うんだけど、と振り返ると、目の前に三角点があった。今日は、なんだか冴えている。怨念は吹っ切った。(笑) |
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三角点から5分も行けば手作り標識の立つ中倉山のピークに着く。地図上にも標高は記されていないが、1530mぐらいのようだ。期待していた通りの風景が広がる。
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