白山

2014年7月30日(水)〜31日(

クロユリ群生

白山  はくさん 2702.2m 石川県 4名 
参考歩行時間  1日目: 6時間
 2日目: 2時間50分
参考
コースタイム
 1日目:
 大白川登山口→2:30→大倉山→1:40→室堂ビジターセンター→40→御前峰→30→千蛇ヶ池→40→室堂センター
 2日目:
 室堂センター→1:10→大倉山→1:40→大白川登山口
歩行時間  1日目: 8時間20分
 2日目: 4時間15分
コースタイム  1日目:
 大白川登山口→3:10→大倉山→1:20→カンクラ雪渓→1:25→ビジターセンター→55→御前峰→45→千蛇ヶ池→50→室堂センター

 2日目:
 室堂センター→1:55→大倉山避難小屋→2:20→大白川登山口



  1日目

大白川登山口駐車場  前日は、乗った電車の人身事故で予定は2時間遅れとなり、それでもなんとかやりくりし、無事、平瀬温泉の宿に着いた。

 数日前からの夏風邪と長い移動で疲れ、食欲もなく、早めに床に入り、朝までぐっすりと眠ったおかげで、体調はなんとか回復したようで、朝は割合スッキリと目が覚めた。 
小鳥のヒナ  大白川登山口に着いたのは5:30頃。駐車場にはすでにかなりの数の車が駐車していた。

 身支度を整え、出発準備をしていると、トイレの寄付金箱の下に帽子が落ちているのに気が付いた。やってきた男性が、巣から落ちたヒナを拾い上げて帽子に入れたのだと言う。売店の人が来たら、巣に返してもらうつもりなのだと。
大白川登山口避難小屋  よくよく見ると、帽子の中には小鳥のヒナがブルブル震えていた。無事に巣に戻れればいいのだけれど・・・。

 気になるがどうもできないので、きっと元に戻してもらえるだろうことを信じて、出発する。

 登山口は、避難小屋の脇を通り、奥に進んだところにある。避難小屋には携帯トイレが置かれている。大倉山の避難小屋にはトイレがなく、携帯トイレを使うスペースがあるので、避難小屋泊には必需品となる。

 最初は、樹林帯を行く。イチヤクソウが1本、数多い赤い実はアカモノだろうか。

 1時間ほど歩いて、少し広めの場所に腰をかけて朝食休憩をとる。宿のお弁当はおにぎり3個。朝とお昼と1個ずつで、1個は結局お持ち帰りになった。山の中では小食だ。これが毎日だったら、スレンダーになるんだろうなぁ・・・。(^^ゞ

 だんだん高度を上げると、ダケカンバの形のいい木が多くなり、視界も開けてくる。

ダケカンバ

大倉山山頂  変化のない長い登りを行くとやがて大倉山山頂に着く。標識がなければ山頂とわからない。三角点があるようだが、見当たらない。

 ここから3分ほどのところに避難小屋がある。太い丸太のしっかりした小屋だが、近くに水場もトイレもない。中に入ってみると、数人の人が休んでいた。
(写真は帰りに撮影)
避難小屋 避難小屋内部

 アザミ、ヤマハハコ、ヨツバシオガマ、トモエシオガマ、マルバダケブキ、ニッコウキスゲ、オオバギボウシ、キンポウゲ、ミゾホウズキ、シナノキンバイ、ゴゼンタチバナ、センジュガンピ、ヨツバヒヨドリ、何とか名前のわかる花だけでも次から次だ。

 サンカヨウは、実となり、白いナナカマドの花にはアサギマダラがとまっていた。そして初めてのキヌガサソウの群生には大喜びだ。(^^)

ナナカマドの花とアサギマダラ キヌガサソウの群生
カンクラ雪渓  カンクラ雪渓を眺めた後は、展望とさらに多い花の登山道になる。
 
 イブキトラノオ、マツムシソウ、シモツケソウ、これもくっきり濃いピンクのハクサンフウロ、かろうじて残っていたハクサンシャクナゲ、テガタチドリ、イワオウギ、オタカラコウ、オトギリソウ、白のグンナイフウロ。

 アオノツガザクラ、チングルマ、そしていよいよお待ちかねのハクサンコザクラ、さらにお目当てのクロユリ。\(^o^)/

お花畑
キンポウゲ? ミヤマダイコンソウ?
ハクサンコザクラ
ナナカマド

室堂平  登山道にごく普通にクロユリが咲いているなんて感激だ。まだまだツボミもたくさんある。

 同じと思いつつも、何度も立ち止まり、写真に収めては歩くを繰り返し、かなりの時間をかけて室堂平に着いた。

 ここで、目の前の御前峰を見ながらお昼休憩する。
クルマユリの咲く登山道  足がまだ本調子でないKさんは、ここまでということで、チェックインなど任せて3名で御前峰に向かう。

 綺麗に組まれた石段はとても歩きやすい。両側にはクロユリや、クルマユリ、イワギキョウ、イワツメグサなどが咲いている。

 花を楽しみ、振り返りながら景色を眺める歩き、涌き出てきたガスも趣を添える。
室堂平を後に御前峰へ  下の方から、子供たちが何度も何度も「ヤッホー、ヤッホー」と叫び続けているが、誰も返事をしない。仕方なく、一声返しておく。(笑)

 御前峰の頂上には城壁のようなしっかりした石垣に囲まれた奥宮と、一等三角点がある。

 ここからは大汝峰方面に下って、池コースを巡る。
御前峰奥宮 御前峰山頂

御前峰から大汝山方面
御宝庫?
チングルマと何池だったかな?
ミヤマキンバイ? ダイコンソウ?

クロユリ  池と雪渓と、チングルマ、イワカガミ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンバイなど、いろいろな花のコラボが見られる道は飽きることがない。千蛇ヶ池雪渓は渡らず、外側のコースを行く。

 水屋尻雪渓の前で、さて、いよいよメインイベント。クロユリの大群落に大感動して、さあ、とカメラを構えたとき、ポツポツと大粒の雨が降ってきた。しかもゴロゴロと、雷付き。(>_<)
夕方の御前峰  急いでカッパを着て、ビジターセンターに戻る。

 戻ってまもなく、雨はさっと上がり、青空が広がった。

 夕食を済ませ、夕日で染まり始めた室堂平を散策後、部屋に入るころには程よく眠くなり、ゴロゴロしているうちに消灯の8時半を迎えた。

 泊り客は少なく、2階の8人用に4人。向かい側はまるまる空いていた。
ビジターセンター裏の夕暮れ 室内






  2日目


 朝方は、団体さんがご来光を見るために出発の支度をしているようで、ヘッドランプの明かりがあっちこっちへ走り、ガサゴソという音で目が覚める。まだ3時を過ぎたばかり、もう一寝入りし、それでも4時ごろには同室の人たちも荷物整理をし始めたので、それに合わせ、起き上がる。

 朝ご来光のあとに、自然観察会があるとのことだったが、午後から雷雨の予報があったので、私たちは、朝食を済ませるとすぐに下山する。
早朝のビジターセンター ビジターセンター前

 別山の手前の尾根を真綿でくるむように雲が覆っている。それでも空気は透き通るようで、青空が広がり、山も梅雨に濡れた花も生き生きとしてスッキリ見える。綺麗な朝だ。

雪原の向こうに別山
アオノツガザクラやイワカガミ
イブキトラノオとハクサンフウロ
マツムシソウとイワオウギ
イブキトラノオとシモツケソウ

白水湖  大倉山避難小屋は帰りは誰もいなかった。ここで少し休憩して、まだ長い道のりを黙々と下る。

 白水湖の水がコバルトブルーに、まるでそこだけ浮き出ているように見える。

 下山後、トイレのところのヒナはもういなかった。きっと無事、巣に戻れたことだろう。

 温泉に入り、お昼を食べて、帰宅の途に就いた。



ヤマハハコ

ミゾホウズキ



ミヤマツボスミレ

ヨツバシオガマ

ニッコウキスゲ

グンナイフウロ

カライトソウ

テガタチドリ

シナノキンバイ

ヒメクワガタ

イワギキョウ

クロユリ

ミヤマリンドウ

ミヤマダイモンジソウ

キソチドリ


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