八ヶ岳(赤岳〜横岳〜硫黄岳)

2015年6月13日()〜14

赤岳山頂

赤岳  あかだけ 2899.2m
 長野県、山梨県 3名
 音無の湯
横岳  よこだけ 2829m 長野県
硫黄岳  いおうだけ 2742.1m 長野県
歩行時間  1日目: 5時間25分
 2日目: 7時間05分
コースタイム  1日目:

 美濃戸口→50→美濃戸→2:30→行者小屋→1:15→中岳分岐→50→赤岳
 2日目:

 赤岳→40→赤岳展望荘→10→地蔵の頭→1:15→三叉峰→15→横岳→45→硫黄岳山荘→30→硫黄岳→15→赤岩ノ頭→1:20→赤坂鉱泉→1:15→美濃戸→40→美濃戸口


 1日目

美濃戸口  なるべく土日を外して、と考えていたが、梅雨の合間、傘マークが外れたのは土日。前日、赤岳頂上山荘に問い合わせると、宿泊客は40名ほどとのこと。それならゆったり眠れそうだ。決行とする。

 当日は晴れ。高原のお嬢さんたち、ワン、ツーと合流し、美濃戸口からの長い林道歩きに入る。
南沢と北沢の分岐  レンゲツツジのオレンジの塊が新緑の林の中に散らばっている、そんな林道歩きは南沢と北沢の分岐で終わり、ここからは沢沿いの樹林の中を歩く。

 南沢では、お初のホテイランとご対面。今回の会いたい花、まず一つクリアだ。(^^)
赤岳鉱泉前  樹林の中からやっと抜け出し、広い河原に出ると、前方に赤岳が見えるようになる。近い! 雄々しい!

 そして、まもなく大勢の登山者と色とりどりのテントが並ぶ行者小屋に着く。

 ベンチに腰掛け、ジョッキでビールを飲んでいる山ガールを横目に、お嬢さんツーは羨ましそうに呟く。「まだ登るから、ここで飲んだらダメだよね・・・」
マムート階段  ここからは文三郎尾根を行く。

 何段あるのか、マークの入ったマムート階段を登って中岳・阿弥陀岳方面との分岐に出る。ここの標識はずいぶん背が高い。

 振り返れば、登ってきた文三郎尾根、西は中岳・阿弥陀岳、そして東には目指す赤岳。山頂まではもう一息に見えるのだが・・・。
分岐 阿弥陀岳
赤岳  岩場の傾斜はだんだんきつくなり、先を行くお嬢さんツーの姿がだんだん見えなくなる。後のお嬢さんワンの姿も見えなくなる。この速度の違いは・・・?(^^;)

 足を痛めたのか、大学生ぐらいのグループが休憩中。ゆっくり、ゆっくり、登って行く。それでも振り返れば、阿弥陀岳が、だいぶ低くなっていた。

阿弥陀岳を振り返る
急斜面

 赤岳に着くと、狭い山頂では7〜8人のグループが記念撮影をしている。シャッターを押したり、押してもらったりして登頂の喜びを分け合う。

 山頂小屋で受付を済ませて、夕食までの時間、お嬢さんツーは、外のベンチで展望を肴にお預けだった缶ビールを一人美味しそう〜にグビグビ。もちろん、夕食時にもグビグビ+グビグビ。

 明日向かう横岳、すぐ下に見えるのは赤岳展望荘だ。

赤岳山頂 高原のお嬢さん、ワンツースリー

横岳方面。眼下に赤岳展望荘

 夕食は17時30分。床に座っていただくが、一人の女性が足が悪く座れないと、小さな椅子に腰掛けている。(・_・)......ン? 法事などではよくある光景だが、ここは山の上だ。

 翌朝、たまたま一緒になったこの女性から話しかけてきた。60歳から山を始めて、日常生活で腰を悪くし、足の状態も良くないそうだ。それでも登りたくて、ほかの人と一緒のペースでは歩けないから、倍の時間をかけて一人で登るのだと。この日も、朝3時半に清里から真教寺尾根を登ってきたそうだ。実際に歩いているところを見ると、このような山に登るのはまさに命がけとも言える。

 何かと非難もされることのある単独山行、だから行かないではなく、それでも行く、に一票! 人生一度きりだもの。

夕食 下の段はガラガラ




 2日目

 翌朝は、4時過ぎに起き、日の出を見に外に出る。残念ながら雲が多く、青色の世界は、そのまま徐々に明るさを増し、日中の色に変わってくる。

 5時半からの朝食を済ませ、横岳〜硫黄岳へ向けて出発する。

朝の横だけ方面
中岳・阿弥陀岳

 まずは眼下に見える赤坂展望荘まで、ザレた急坂を下る。滑るが、昨日の赤岳直下よりは精神的にはるかに楽だ。左手、下には行者小屋も案外近くに見えている。

赤岳展望荘への下り

ハクサンイチゲとオヤマノエンドウ  赤坂展望荘までの道の途中は、キバナシャクナゲやハクサンイチゲ、オヤマノエンドウが今が盛りと咲いている。

 すぐに暑くなり、展望荘前で衣類調整をして先に進む。地蔵尾根の分岐まではすぐで、そこから岩場鎖場が始まる。
赤岳展望荘
地蔵の頭  ツーは岩となると狂喜するほど好きで、逆にワンは苦手。それでも、昨日、赤岳直下で固まってしまい、後ろから来たナイスガイに助言をしてもらっての登頂に、とても嬉しそうだった。(笑)

 怖いから行かないではなく、怖いけど行く、決してめげないところが凄い。

 このナイスガイには朝、赤岳出発の際再会する。昨日、いったん赤岳登頂し、行者小屋まで戻ってテント泊、今朝また登って来たのだそうだ。赤岳鉱泉までは私たちと同じ行程ということで、ところどころで会うのだが、見ると、ザックから三脚を出してじっくりと撮影し、終えると、いつの間にか私たちを追い抜いては、またどこかで撮影というのを繰り返している。

 グーグルアースのようにぐるーっと周囲を撮影して教科書などに載せるのだとか。お仕事だったのだ。

横岳への岩尾根
振り返ると、青空も
ミヤマキンバイとオヤマノエンドウ
ホソバノアマナとオヤマノエンドウ

三叉峰  岩に鎖に花園に、そして、お目当ての一つ、ツクモグサにも遅めだったが、なんとかギリギリ会うことができた。そして3つ目の花、ウルップソウも。(*^^)v

 以前降りた杣添尾根への分岐、三叉峰から一登りで、登山部の高校生で賑わう横岳山頂へ到着する。彼らはすぐに下山して行き、静かになった山頂で小休止する。
前方に横岳 横岳山頂

 この横岳の先が難所と言えば難所。渋滞ができていたが、そこをクリアすると、あとは緩やかな尾根歩きになる。コマクサはまだまだ小さな葉っぱが見えるだけだ。

  ガスがだいぶ出てきたが、硫黄岳の爆裂火口もよく見えている。

横岳直下の岩場
硫黄岳
爆裂火口
赤岩ノ頭
 
赤岳鉱泉  赤岩ノ頭で、下のほうを見ているグループがいた。カモシカが走って行ったのだという。姿は見えなかったが、赤い土の斜面にずいぶんはっきりとした大きな足跡が付いていた。

 樹林帯の下りでは、大好きなヒメイチゲやミヤマカタバミがあちらにもこちらにも。思いがけず、オサバグサにも会えた。

 赤岳鉱泉でお昼休憩をとり、北沢を美濃戸まで、さらに、長い林道を美濃戸口まで戻る。少しだけ下りになっているのが助かる。

 林道では、車が来るたびに避けて待つ。最後の1台が通り過ぎるとき、わざわざ窓を開けて、「ありがとうございます。お疲れ様でした」と通っていった。な〜んて爽やかなんでしょう。とても嬉しい気分になった。乗せてはくれなかったけど・・・。(笑)




ホテイラン イワウメ
ホテイラン イワウメ


チョウノスケソウ


ミヤマキンバイ
チョウノスケソウ ミヤマキンバイ


クモマナズナ


ミヤマシオガマ
? ミヤマシオガマ?


ツクモグサ


ツクモグサ
ツクモグサ ツクモグサ


ウルップソウ


ツガザクラ
ウルップソウ ツガザクラ


ヒメイチゲ


オサバグサ
ヒメイチゲ オサバグサ


レンゲツツジ


ベニバナイチヤクソウ
レンゲツツジ ベニバナイチヤクソウ


キバナノコマノツメ


ミヤマカタバミ


ミネズオウ
キバナノコマノツメ ミヤマカタバミ ミネズオウ


ミツバオウレン


ゴゼンタチバナ


イワカガミ
オウレン ゴゼンタチバナ イワカガミ

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