針ノ木岳〜蓮華岳

2015年10月7日()〜8日(木)

針ノ木岳山頂

針ノ木岳  はりのきだけ 2820.6m 長野県 3名 上原の湯
蓮華岳  れんげだけ 2798.6m 長野県
歩行時間  1日目: 6時間55分

 2日目: 4時間50分
コースタイム  1日目:
  扇沢→1:25→大沢小屋→3:20→針ノ木小屋→1:10→針ノ木岳→1:00→針の木小屋

 2日目:
  針ノ木小屋→1:00→蓮華岳→40→針ノ木小屋→2:10→大沢小屋→55→扇沢


 1日目

扇沢  今年の夏は遠出ができなかったが、ここにきて今年最初で最後のアルプスに行けることになった。

 前日夕方に扇沢の駐車場に入り、テン泊するが朝方の冷え込みは予想以上だった。(^^;

 真っ青な青空の広がる朝、まだ閑散としている扇沢から出発する。

紅葉と赤沢岳〜鳴沢岳の稜線

大沢小屋  林道を何度か横切りながら、緩やかに登って行く。これからまだまだ濃くなっていくだろう紅葉が青空に映えていてテンションはぐんぐん上向き。(^^)

 見えている稜線は、赤沢岳〜鳴沢岳あたりのようだ。

 1時間半ほどで、今季は営業終了した大沢小屋に着く。テン場を覗いてみると3張ほどのスペースだ。

黄葉

梯子  シモツケソウ、オオバギボウシ、ウサギギクなど、夏の花もまだ少し残っている。

 梯子あり、鎖場あり、渡渉あり。雪渓が大きく口を開け、流れる水はところどころでつららを作る。そんな変化に富んだコースを、小さな鯉のぼりの案内に従い、右岸へ左岸へと渡りながら進む。
巻き道  雪渓の上を渡るのは2カ所、数十メートルで、軽アイゼンは持って行ったが使用しなかった。

 ただ、沢にかかった丸太の橋は、凍ってツルツルになっていて、ただ濡れているだけと思った先頭のT隊長が、足を滑らせドボンとなった。(>_<)

雪渓歩き
雪渓と紅葉
案内の鯉のぼり


ザレた急坂  やがて雪渓は終わり、ザレた急坂に変わる。ジグザグに登って行くが、ところどころで、カラカラと落石がある。

 はるか上に見えた尾根に乗ったところに針ノ木小屋があった。
針ノ木小屋  小屋の南側には丸太のベンチが並ぶ。そこに座って富士山から槍ヶ岳と続くパノラマをのんびり、というのも最高だが、まずは受付を済ませ、ベンチでお昼休憩をとる。風もなく暖かだ。

 左手前方は、針ノ木岳からスバリ岳の稜線で、その先に見える小屋は今季営業終了した新越山荘のようだ。

針ノ木岳からスバリ岳


 休憩後は、ザックを軽くして針ノ木岳に向かう。名だたる山々が、少しずつ高度を上げるにつれ、見え方が変わってくる。

 前方には針ノ木岳からスバリ岳に向かう鞍部から、ひょっこりと剱岳が顔を出し、振り返れば、蓮華岳のややなだらかな白っぽい砂礫の山容が見えている。


赤沢岳〜鳴沢岳〜爺ヶ岳方面
剱岳が顔を出す
蓮華岳


 針ノ木岳山頂は360度の大展望。並ぶ山、山。どれがどれやら・・・。西側眼下の深緑の黒部湖、そして立山、剱岳は間違いない。(^^;)

 北側は、スバリ岳〜鳴沢岳〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳〜鑓ヶ岳〜白馬岳〜旭岳と後立山連峰の山々が続いている。

 この山頂もまた暖かく、ほかに登山者もいない。居心地が良すぎてのんびり1時間のお茶タイムになった。

 スバリ岳まで行くと意欲満々だった1人、2人・・・「山頂見えたから、もういいっしょ」で諦めがついたようで(笑)、素直に小屋に戻ることになった。


黒部湖と立山、劔岳後立山連峰


 小屋に戻る途中、なんと登山道にお久し振りのライチョウに会った。まだ子供のようで、胸が白くなっている。よく見ると、上の斜面にも1羽2羽、全部で4羽を確認。KNさんが、「チュルルーチュルルー」と近寄っていっても、逃げる様子がない。うぅ〜、カワイイ〜!(^^)

 

ライチョウ
ライチョウ

部屋  この日の泊まり客は全部で7名。部屋は、土壌の研究をされているという大学教授と学生さん、私たちの5名で使う。窓から見える景色は、オレンジ色に染まり始めた絵のような夕暮れだった。

 日が沈むと、急に冷え込む。ダウンを着ていても外にいるのは寒いので、中に入り、皆さん、ビール、ワイン、ウイスキー、焼酎などを、グビグビとやっている。次から次へと、よ〜くお飲みになりまする・・・。

夕暮れ

夕食  夕食は5時半から。泊まり客が少ないからか、従業員も一緒の時間に厨房で食事をしている。

 食後は、「朝食の用意をするので7時まで」という言葉で、みな部屋に引き上げる。

 その後、その部屋にはストーブに火が入り、従業員の談話が続いていたとか?? もっと飲みたい派にはかなり無念だったらしい。(^^;)





 2日目

朝食  ストーブのついた暖かい部屋で、暖かい朝食をいただき、身支度を整え外に出る。

 地面もベンチも薄らと白くなっていた。初雪だ。

 西側に雲が涌いてきた。何より、風が強い。こんな日にテント泊という強者の登山者が3〜4名いたようだ。

朝 

針ノ木岳と針ノ木小屋  強風の中、蓮華岳に向かって出発する。小屋の屋根が薄らと白いのが見える。

 指先の冷たさにストックを右左と持ち替え、手を温めながら進む。

 途中、ふっと風の止む時、場所? がある。そんなところでほっと息を整え、先に進む。やがてなだらかな山頂が見えてくる。

蓮華岳山頂から東側
蓮華岳山頂から西側
蓮華岳山頂から南側

針ノ木小屋  山頂はそれでもそれほどの強風ではなく15分ほど展望を楽しむことができたが、下山は、相変わらずの吹き飛ばされそうな強風に待機姿勢をとること数回、なんとか無事、小屋に下りてきた。

 朝、湧き上がっていた雲は、風に飛ばされたようで、隠れていた針ノ木岳の山頂も見えるようになっていた。

 テント泊の男性は、危険なため、種池山荘への縦走の予定を断念したという。

 周囲の景色を目に焼き付け、名残惜しいが下山にかかる。

 ここは下りたくないなぁと思った鎖場も、あっけないほどすんなりと、また、昨日、凍って滑った丸太の橋も、KNさんが途中で拾って持ってきた枯れ葉付きの木の枝を敷いて滑り止めにしたため、まったく問題なく渡ることができた。さすが、土管でも眠れる人(関係ないか・・・)だ。(^^;)

鎖場 丸太橋

 


 途中、大沢小屋で早めのお昼休憩をとると、キラキラとこぼれるようなブナ林を抜け、扇沢に戻った。



シモツケソウ トリカブト ウサギギク

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